建具(OPT)データ
私は基本的にJW_CADを使う場合、線種・線色はデフォルトで使っている。したがって、出力したときに細く表現したい部分は水色(PEN1)、順に太くなって強調したい部分は黄色(PEN4)になっている。4色しか使ってないので同じ色でも性格の違う線はレイヤ分けや属性指定でしのぐ事になる(^^ゞ
これらのOPTデータの元データは某有名メーカーサイトからの ITEDERKEYもの です。最近のメーカーデータは原寸図にも使えるものがほとんどだが、そのまま使うとメチャンコでかくなるのでなるべく軽くするためにほとんど単線化してあります。そのために出力時用に線色で区別している。ま、最近はマシンスペックが素晴らしいのであまり意識せず使えるようにはなってきているが…
このデータは、2005/10/31発行の
エクスナレッジムックJw_cad/AutoCADで今すぐ使える!CAD素材1500
にも一部掲載されていた。たしょ〜書き換えしているのでこっちのほうが最新です。
また、CAD&CGマガジン2006/03号P93〜100に使い方の解説が掲載されています。
尚、OPT1データには本来OPT2データにすべきものが多数含まれています。
なんでそんな事するのか?…っと言うと、クロックメニューに登録する時間を節約
したいからと、ひとまずJWWフォルダの下でOPT1A〜Zで充分足りているからです。
※ 使用に際しては自己責任でお願いします。変な事になっても私は責任持てませんので、了解できない場合はダウンロードしないで下さい。
OPT1データ
クロゼット扉 (開き扉・折れ戸)
家具用開き記号 (OPT3の家具&開き姿図と組合せる)
木造在来平面(AW・玄関・浴室)
木造在来平面(SS雨戸・出窓)
木造在来断面(AW・SS雨戸)
木造在来断面(玄関・浴室・出窓・天窓)
木造在来断面(AW下額ケーシング無)
デフォルトは柱105×105用です。基準線は柱外面、始点---終点は柱芯です。
柱120×120用で使うにはコントロールバーの外出と内出を 90 に変える。
柱120角に引違AW半外付サッシュを納める場合の使い方
1.コントロールバーの内出・外出が75になっている(デフォルト)。そのままOPT1データを入力するのは柱105角の場合。

2.コントロールバーの内出・外出を 90 に変更する(柱120角の場合)。基準厚は自動的に変わるが、この時 180(A) となっているが気にしなくて良い(^^; また、内法は (無指定) になっている事を確認しておく。サッシュ幅が決まっている場合は柱芯間寸法で入力しても良い。

3.基準線となる柱づら(外壁側)を左クリックする。

4.始点(柱芯)を右クリックする。

5.終点側にマウスポインタを移動。

6.終点(柱芯)を右クリックする。

7.外壁仕上線・内壁仕上線を入力して完成。

※ いちいち内出と外出を入力する訳
これらのデータは柱105角(RC用は外壁厚150)をデフォルトにしてデータを作ってある。内出 と 外出 をいちいち入力するのが面倒なのであれば柱105角用・柱120角用と別々にデータを作れば良い事なのであるが、問題はレイヤ構成を変えたいときや出力時の線種・線色を変えたいときに修正しなければならないOPTデータ数が増えるからです。それがめんどくさいので、わざわざ平面詳細図用のOPTデータにしている。
ちなみに、コントロールバーに 内出 と 外出 の入力ボックスが現れるのは建具平面詳細図用に作ったデータの時だけです。
木造在来平面(WD)
デフォルトは柱105×105用です。基準線は壁芯、始点---終点は柱芯です。
柱120×120用で使うにはコントロールバーの外出と内出を 82.5 に変える。片開戸は、内出のみ 90 に変えるとそれらしくなりますが、 82.5 のままでも1/50程度なら使えます。(^^ゞ
共用部分 (常開SD・オートドア・シャッター・門扉)
間仕切壁WD(枠25*90)
ALC100平面(GL60)
ALC100断面(GL60)
RC特殊開口用平面(GL55・60・65) (方立は図形データ有り)
RCデータ平面(GL55)
RCデータ断面(GL55)
デフォルトは壁厚150mm用です。基準線は壁芯、始点---終点はサッシュ内法です。壁厚180用で使うにはコントロールバーの内出を 105 に変える。デフォルトは内出外出共 75 なので壁厚は 150mm という事です。
従って壁厚 180mm は 105+75=180 となります。たとえば 壁厚 200mm だと 125+75=200 なので 内出は 125 にします。
LSD半自動ドア
OPT3データ
立面(一般)
家具&開き姿図 (OPT1家具用開き記号と組合せる)
展開-RC(額見付25mm)
展開-RC(全開口)
展開-WD(額見付25mm)
手摺
LSD半自動ドア
図形データ(特殊開口の組合せ用方立・他)
図形データ(木造出窓)
OPT4データ
横浜市:間知擁壁・RC擁壁
川崎市:RC擁壁
これらのデータはまだ3点セットが無い時代に手入力して作ったデータですが、今では考えられない事かもしれない…
使い方(横浜市:2M(ローム)10tの場合)
1.下地盤面を左クリックする。
2.境界線の読取点を右クリックする。
3点セットでOPTデータを作る場合
外変 Optional Data Translator R.1.43 いわゆる3点セットの設定・実行方法については、有り難くもWEB上で懇切丁寧に解説されているサイトが多数あるのでそちらを熟読して下さい。それを踏まえて… ←をぃをぃ
ちと…その前に…
3点セットはDOS版JW_CAD全盛時に発表された素晴らしい外変です。
作者:山本様には感謝いたしますm(__)m
これからOPTデータを作ろうとするにはWIN版JW_CADが欠かせません。もうすでに当時の定かな記憶はないがDOS版からWIN版に移行した時
「範囲選択データの基準点を強制的に用紙左下に設定する #hp」
という外変BATに記述するコマンドが追加されている。これを入れないとWIN版JW_CADは「範囲選択データの基準点は用紙中心になる」っと言う事になっている。
したがって、3点セット外変実行BATには
rem #h1 の下に
rem #hp
を入れる必要がある。(外変作者:馬目さんからの情報m(__)m)
簡単なOPT1データ作成時の実点の位置

一番上 片引戸の場合
実点(基点)数は 5 箇所。左端の3点は 左ブロックに枠幅と枠見込を決めるため必ず3点打つ。中間ブロックと右ブロックはそれぞれ1点づつ打つ。基点(ブロック)数は 3 になる。
二段目 片引戸(開口線入)の場合
基点(ブロック)数は 5 になる。開口線があるので 開口幅=半壁幅 とする必要があるため引込の半壁中心にもダミー的に打つ必要がある。
上2段のデータでは有効幅 800 の場合では 800×2= 1600 を内法寸法として入力する事になる。
三段目 2本引戸の場合
基点(ブロック)数は 3 になる。この場合は引込半壁に2本共納まるため半壁中心には必要ない。このデータでは有効幅 1,600 の場合では 1,600/2×3= 2,400 を内法寸法として入力する事になる。
ちょっと複雑なOPT1データ作成時の実点の位置

片引LSD半自動ドアの場合
実点(基点)数は 5 箇所。このケースでは扉の引残しがあるため3点セット実行時に描く図を製品の寸法に合わせてパラメトリック変形させる(又は実点位置をずらす)。
このデータでは有効幅 800 の場合では 800×2= 1,600 を内法寸法として入力する事になる。
簡単そうで案外面倒臭いOPT3データの場合
このようなFL+900固定のレバーハンドル片開扉を3点セットで作るには… 扉寸法がその都度変わってもレバーハンドルの位置と大きさは変わらないケース。OPT3データで 700 を指定する事で実現する。
徹底解説では700番指定を「大きい部材」と呼んでいる。700指定行より下が指定した倍率の寸法になる。たとえば 700
10 は実際の部材寸法は 1/10 で記述(入力)する。縦寸法が原点より500mm以上の大きい(離れた)固定寸法の部材を入力する場合に使う場合がほとんどです。今回のケースでは「大きい部材」=レバーハンドル と言う事になる。
このデータを3点セットで作るには下拵えが必要になる。レバーハンドルが1/10スケールになっていないといけないからです。
(1)1/100 の 0グループ に入力してある全体からレバーハンドル部分だけ
1/10 の 1グループに強制的に移動させます。
(2)扉部分(0グループに4点)とレバーハンドル部分(1グループに3点)それぞれのグループに PEN5 の実点 を打つ。
この下拵えが出来たら
(3)まず先にレバーハンドル部分のデータ(1グループ)を OFF にして扉データと実点を囲んで3点セットを黄色点線の範囲を囲んで実行します。
(4)次にレバーハンドル部分のデータ(1クループ)を ON にし、扉部分のデータ(0グループ)を OFF にしてレバーハンドルデータと実点を囲んで(黄色点線の範囲)3点セットを実行し扉データを作ったOPTファイルを指定して保存します。この時、BAT実行中、倍率指定700番指定の入力ボックスに 10 と指定します。(レバーハンドルの部材データが1/10になっているので、逆に10倍で描画させるからです。)
で、出来たOPT3データがこれ…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
#タイトル
#
16
999
2 データ名
s 20
1 2 0.0 20000.0 0.0 20000.0 2 1 6
2 2 0.0 0.0 0.0 20000.0 2 1 6
2 2 25.0 0.0 25.0 20025.0 2 1 6
1 1 -25.0 0.0 -25.0 20025.0 2 1 6
1 2 -25.0 20025.0 25.0 20025.0 2 1 6
1 1 0.0 0.0 0.0 20000.0 2 1 6
1 2 0.0 20.0 0.0 10000.0 1 2 6
2 1 0.0 10000.0 0.0 20000.0 1 2 6
1 2 0.0 20.0 0.0 20.0 1 1 6
991 ※
2 データ名 ※
s 2 ※
700 10
1 1 4.5 88.5 4.5 91.5 1 1 6
1 1 16.5 88.5 16.5 91.5 1 1 6
1 1 4.5 91.5 16.5 91.5 1 1 6
1 1 4.5 88.5 16.5 88.5 1 1 6
1 2 0.0 90.0 0.0 90.0 1 9 f
991
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
これでは扉とレバーハンドルがバラバラなのでエディタで ※ 行を削除して合体させます。
合体させて完成したのがこれ…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
#タイトル
#
16
999
2 データ名
s 20
1 2 0.0 20000.0 0.0 20000.0 2 1 6
2 2 0.0 0.0 0.0 20000.0 2 1 6
2 2 25.0 0.0 25.0 20025.0 2 1 6
1 1 -25.0 0.0 -25.0 20025.0 2 1 6
1 2 -25.0 20025.0 25.0 20025.0 2 1 6
1 1 0.0 0.0 0.0 20000.0 2 1 6
1 2 0.0 20.0 0.0 10000.0 1 2 6
2 1 0.0 10000.0 0.0 20000.0 1 2 6
1 2 0.0 20.0 0.0 20.0 1 1 6
700 10
1 1 4.5 88.5 4.5 91.5 1 1 6
1 1 16.5 88.5 16.5 91.5 1 1 6
1 1 4.5 91.5 16.5 91.5 1 1 6
1 1 4.5 88.5 16.5 88.5 1 1 6
1 2 0.0 90.0 0.0 90.0 1 9 f
991
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ご覧の通りこの程度のデータだと3点セットを実行するよりエディタで座標値を手入力したほうが速いと思われる(^^ゞ …数分で出来るのに…なのに数時間も使ってここを書き換えている自分もどうにかしていると思うのである…(^^; 何で?
『OPT1で任意寸法の正方形が書けるのか?』
OPT1とOPT3で矩形を描く実験です。
OPT3では「書けそう」に思えるが「書けない」のです。任意寸法の長方形の場合だとOPT3では「書ける」で、OPT1では「書けない」と言う事になります。ま、普通はこんなめんどくさい事をしないで □コマンド を使うのが常識なんですが…□コマンドでも任意寸法の正方形は書けません。
JW_CADには、(任意の)正方形を書くためのコマンドがありません。
任意の正方形が必要なのか?どうかは別の問題です。
覚えていて欲しい事は、たとえばOPT1とOPT3の出来る事と出来ない事などで、実務で使うデータを作る場合、何のコマンドを選択するのが一番良いかが判れば良いのです。
さて、話を戻して…(^^ゞ
OPT3で任意寸法の正方形は書けませんが任意寸法の矩形を書くためのデータはと言うと…これ。直線が4本なのでデータ行は4行しかない単純なデータです。始点終点を対角に左クリックすると任意寸法の長方形になります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
#矩形OPT3実験
16
999
2 □
1 1 0 0 0 10000 1 1 1
1 2 0 0 0 0 1 1 1
1 2 0 10000 0 10000 1 1 1
2 2 0 0 0 10000 1 1 1
999
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
もちろん、コントロールバーの内法入力ボックスは 空欄 か (無指定) にしておきます。たとえば内法入力ボックスに 1000,1500 を入力すると指定した矩形が書けます。ちなみに1000 と入力すると一辺が 1000mm の正方形になります。しかしながら、こんなものを書くのにOPT3を実行する人はいません。□コマンドで書けるからです。
っんなこんなで…
これが任意寸法の正方形を書くためのOPT1データ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
#正方形OPT1実験
16
999
2 □
s 70 35
1 2 0 35 0 35 1 1 1
1 1 0 0 35 0 1 9 1 e 90 16
1 2 0 35 0 35 1 9 1 e 90 16
1 1 0 0 0 0 1 1 1 e 10 18
2 2 0 0 -35 0 1 9 1 e -90 16
2 1 0 35 0 35 1 9 1 e -90 16
2 2 0 0 0 0 1 1 1 e 10 18
1 2 0 0 35 0 1 9 1 e 90 16
2 1 0 35 0 35 1 9 1 e -90 16
1 2 0 0 0 0 1 1 1 e 10 18
999
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
っと言うことで
意外かも知れませんが、OPT1で任意寸法の正方形は「書ける」が正解。
だからと言って任意の正方形を書くのに最善がOPT1と言う訳ではありません。OPT1データを実行するには基準線が必要になりますし…ま、ノーマルに/コマンドで線を4本書くのが一番シックリきますね。選択肢はたくさん有る…っと考えましょう。それが JW_CAD の良いところなのですから…
蛇足其の壱 使い易いOPTデータを作るには…
OPTデータはエディタで開く事が出来るテキストファイルになっている。ひとつの部材が一行毎に書かれている。OPTデータを入力する時にサムネイルをクリックして選択するが、その時サムネイルに描かれるのはJW_CADの仕様で各OPTデータの60行目までと決まっている。部材データ数が60以下ならサムネイルに全部表示されるので問題無いが、無視された60行目以降のデータによっては種類を左上のタイトルだけで判断しなければならなくなる。したがって、OPTデータの概略が判るように必要なデータを60行目より上に移動させると良い。
これはデータ選択時だけで無くデータ入力時にも同じ事が言える。始点指示後のラバー状態でも60行目までのデータだけがラバーバンドになるため、内外反転や左右反転しなければならない場合に困る事になるからです。
蛇足其の弐 纏め易いOPTデータを作るには…
DOS版JW_CADではOPTデータファイル一個につきデータ数は 16 までと決められている。ところがWIN版JW_CADは 16以上でも読込む事が出来る。各OPTデータの2行目か3行目あたりにある数字(通常は 16 になっている事が多いと思われる)が、そのOPTデータに書く事の出来るデータ数の上限を表している。私の場合は通常 60 にしている事が多いが、JW_CADが許してくれる上限は私にも判らない(^^ゞ あまり多くのデータを一個のファイルに入れるとデータ選択時にサムネイルをスクロールしなければならないので、ほどほどが良いと思う。同種類のデータを一個のファイルに纏めるという意味では 16以上読込めるWIN版JW_CADは有り難い。
ただし、WIN版で保存した 16以上のOPTファイルを何らかの事情でDOS版JW_CADに読ます必要がある場合には 17番目以降のデータは読込む事が出来なくなるので注意が必要です。さらに言うとWIN版で追加された機能はDOS版では無効になるのでWIN版のデータはWIN版で使うと言うのが妥当なのは言うまでもありません。ま、最近ではDOS版を使うどころかインストールもしていないという人も多いかも知れません…実は私もその一人です。「DOS版JW_CADって何?見てみたい…」と言うご時勢なので最近ではあまり気にする必要は無いだろうが…
蛇足其の参 有得ないOPT1データが表示されない様にするには…
たとえば引違データの場合。通常向かって右側が手前と決まっているので始点指示後のラバー状態の時にコントロールバーで 内外反転 させる必要がある場合同時に 左右反転 もしなければ可笑しな事になる。これを 内外反転だけで済ます方法はと言うと…
3 引違
S 70 25 2
2 2 0 -120 0 190
1 2 0 50 20 50
2 3 -20 20 0 20
999 70 25
っと言うように S行の見込と枠寸法の基準値の後に 2 を指定する。
徹底解説に依ると
基準厚の芯と建具芯とのずれの計算と「建具反転」を行った時、左右反転を同時に…
と書かれている。まれに強制的に左右反転をさせない場合はコントロールバーの左右反転に入っているチェックを外せば良い。